M氏邸工事・・・楽しく素晴らしい仕事をさせて頂きましたので紹介します。
前置きになりますがこの工事の時点ではHPを立ち上げる事を考えていなかった為
あまり良い画像がございません・・・又、貼り付け画像の時間が前後しますがその辺りを
ご理解頂き御覧下さい。それではどーぞ




旧M氏邸 解体前

旧M氏邸解体前 外壁に沢山のクラックが見られる。この家の柱は全て木曾桧で それも大きな原木一本から3m長さの柱を40本以上も取ったそうです。後でこの家の柱は製材して新宅の建具に使用しました 素晴らしい建具ができました

地鎮祭

前夜 雨が降ったのでシートを敷いての地鎮祭になった。玉串拝礼をしていられる方がM氏です。神主さんは秩父神社の新井さん M氏の甥子さんだそうです

これは何でしょう?

これは秩父市荒川日野の実生(自然に種から生えて育った木)桧です。上町の友愛商事」さんにお願いし 大変苦労して伐りだしていただきました 普通の丸太と違い根っ子が張ってるので車に積むのも苦労したそうです お疲れ様でした

桧の根っ子 製材風景

拳の様なところは根張りの部分です 本来伐採時には山に残してくる部分ですが今回ここの部分を使う為に皆さんに苦労して頂きました。M氏の要望が強かったところです 前画像のチョークラインを目安に製材しました。

作業場 搬入

作業場に搬入 製材寸法は180x150x5m  製材で余った部分は垂木(タレキ)として使った。又、無節の部分が多かったので和室の廻り縁、鴨居等にも数多く使えました。とても素性の良い桧でした。

使用場所決め

根張り部分を使う場所は全13ヶ所 並べてどこにどう使うかを検討する。根張り部分の余分を取り除きすっきり見える  誠に大工として恥ずかしい話ですがこの桧は非常に香りが強く 加工中 涙、鼻水が出たり喉が痛かったりで大変でし

墨付け開始

使用場所が決まったので墨付けを始める 「根張り桧」はM氏邸のとして使用する物です。広がった所に通し柱、隅柱等が乗ります。M氏は徳島県のご出身で地元旧家ではこのような土台角を使っていたとの事 今回この土台角を見て「地元の物よりも素晴らしい」と大変喜んでました

土台 墨付け

画像の扇形で30入と墨が指して(画いて)有る所に通し柱が乗ります 30入とは3寸の深さに掘ると言うことで そこに通し柱の扇ホゾが刺さります 左側の21入と指して有る方が継ぎ手 手前の似ている墨が仕口(材料に対して直角になる部分)です・・仕口に鎌(継ぎ手の一種)を使ったのは初めてです。

梁きざみ(加工)

汚れを落とした梁に墨を付け終わり「きざみ」をはじめる M氏邸の屋根は「起り入母屋造り」(むくりいりもや)なので母屋束の長さ等の拾い出しの為いつもより きざみ 工程を早くしました。赤いシャツはタックンです

奥さん実家の梁 汚れ落し

これはM氏の奥さんの実家を建て直した時に出た梁で長さ7m近く有ります  M氏が解体前の現場に行った時 立派な梁が沢山有りましたが 後日行った時には既に処分されていて私の作業場に持ってこられたのは十数本でした。M氏はとても残念がってました。あまりにも黒く墨が付けられないので汚れを落としてます

根張り部分の基礎

根張り土台が据わる基礎です。この画像は独立になってますが このほかの12ヵ所は布基礎と一体になってます。

基礎工事

栗石敷きこみ 砕石目潰しの後厚さ20cmの「べたコンクリート?(本当の名前わかりません)」打ち 布基礎高さは型枠いっぱいの60cm 幅15cmです M氏の希望で床下に風が入り空気が動くように開口部を多く取りました。裏の画像に写ってる人は ノブちゃんです。 

土台の刻み(加工)

タッくんが土台をきざむ  土台 桧5寸角

土台据え

きざんだ土台を据えてるところ 手前 ボンちゃん 奥 ノブちゃん

通し柱きざみ

タッくんが通し柱をきざむ・・・裏の画像はタッくんとボンちゃん

通し柱

M氏邸では桧6寸角(180x180)長さ7mの通し柱を9本使用しました。これだけの寸法の柱となると どれも無節のものばかりです
墨付け担当はノブちゃんです・・・奥のハチマキをしてる彼氏

隅木 加工

隅木の下端の反りを墨通りに荒っぽく削り 手かんなで仕上げる 隅木加工はノブちゃん担当

隅木(スミギ)

加工前の隅木・・・・屋根の四隅を支える木です   すずめと大工は隅(軒)で鳴く(泣く)・・・と大工さん達は言いますが まさに そこです。材は桧で長さ3m(10尺)厚み150mm。(5寸)です。 もう少し反った材が欲しかったのですが 木を育てる人はなるべく真っ直ぐな木を育てるのが仕事ですので まあッこんな物でOKです。

桁の捻子組(ねじ組)

桁の隅部分の加工です。私のところでは左右桁を組んでから墨を付け刻み作業を行います。やり方は大工さんによって違うと思います 画像はボンちゃんです!

隅木 加工

墨付けの写真が有りませんでした。 隅木の反りは棒隅(反りが無く真っ直ぐな隅木が桁角部分に45度の角度で入る)と違って屋根を造る大工さんの感性で決まります。反りの程度には一応の決まりは有りますが最後は大工さんのセンスです  溝から上の部分は多少でも力に成るので 残しておきます。

茅負い 裏甲

茅負い 裏甲の木取りです。(材料の使用箇所は上の隅木の画像にカーソルを乗せ屋根図を御覧下さい。)今回は天然青森ひば270x120x4m材より茅負いは2丁、裏甲は3丁取りました。工場の帯のこぎりを使ってボンちゃんと私で切り出しましたのでその作業は画像に残ってません  残念。

茅負い加工

茅負いの切り出し作業途中の画像です。疲れたの一休みの間に撮影したのがこれです。こんな作業を36回行いました 良く米ヒバは使いますが青森ひばは米ヒバより木の香りが良く深呼吸をしたくなる程です


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