上町屋台組み立て


心棒を水につける理由
車輪と心棒のどちらが大切な物かと言う所にそれがあります
車輪は何百年も経った欅の大木より作りますので2、30年毎に作り替える訳には行きません
そこで心棒(車軸)を毎年一本新調します
車軸を水に浸けて軟らかくし車軸と車輪がこすれ車輪の穴が大きくなるのを最小限にする為です
新しい車軸は欅の生木(伐採し すぐに車軸として加工)ですので水に浸ける必要が無いのです
上町では今年新調の車軸は水に浸けず前車輪の心棒として使用し昨年使用した前車軸は水に浸け
後輪車軸として使います 車軸は二年使うとお役御免になります
上町屋台蔵前朝9時集合 上町の若い衆
蔵の扉を開ける
厚い扉と電動防火シャッターの二重構造
屋台の土台である「反り木」 
「反り木」より車軸(心棒)を外す 去年一度使
った”心棒”を水に一週間浸け込む
本番の祭りに使う車輪は土蔵に仕舞ってあ
コンクリートの蔵に一年間置いておくと車輪
乾き過ぎてしまい具合が悪い
車輪がそり木側面にこすれる時が有るので
厚い銅版が打ってある
反り木より外した心棒は蔵 近くの貯水池へ
心棒を露天の池等に浸ける屋台町も有るが
太陽光により藻が付いたり黒く変色したりで
あまり綺麗とは言えない・蓋付き貯水池は
それが無い
下の画像は25年前の物です 蔵の前にあっ
貯水池に浸けてました 
あまり奥に行かないよう縄を付けておく
今年の囃子手のクリくん
去年の囃子手を立派に勤めた若頭代表
シホくん 
心棒浸け作業終了後朝9:40より皆でお酒を飲みました 祭り気分が次第に盛り上がってきます!




毎日新聞埼玉版より

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上町屋台の組み立てを順を追って紹介しますが今回も一番重要な箇所は私も携わっているので撮影できませんでした。
         今年の心棒(車軸)
土蔵にしまって有る車輪 左の4枚は古い物
公会堂の土蔵より屋台収蔵庫へトラックで運
 
車輪を収蔵庫へ 重いので倒すと大変な事
 車輪は一本の大きな欅を車輪の厚みの板
し、それから4枚の車輪を切り出して作ります
仮の車輪を外して本番の車輪を取り付ける
画像は後ろ車輪取り付け
      車輪に心棒(車軸を通す)
 
    屋台収蔵庫内に足場を架ける
片側地覆土台に柱を4本挿し建て込む
  柱合計9本建て 屋根組材を架け渡す
 
軒の化粧垂木の裏側 化粧垂木を桁に挿してる
ところです
奥に何本も並んでるのが化粧垂木 丸い金
の付いてるのが菖蒲桁 一番右の板が
軒唐破風
軒唐破風の裏側  茨垂木の裏側は寒冷紗
の上に漆を塗ってヒビが表に出ないように
成っている
屋根板を乗せる 計12枚
軒唐破風の箱棟を乗せる前の画像 四角い
穴に箱棟のホゾが刺さる  丸い穴は懸魚を
吊るす麻縄が出てくる 下の楕円の金具は
鬼板の麻縄を縛りつける物(真上からの画像)
屋根板を乗せ終わると前後大唐破風を取り付け



前の大唐破風取り付け作業を裏から見る
前の大唐破風取り付け作業  前より見る
作業してる人と比べるとその大きさが分かる
初め、大唐破風は3箇所の金具に止まってる
だけである
    唐破風が付くと箱棟を乗せる
 
箱棟が乗ったところ 収蔵庫二階より後面を見る
前鬼板(応婦人) 箱に納まっていたが
今年の出番を待つ
屋根部分が組み終わる 町会の人が180人
集まったとの事
普段は見えない天井裏
腰部分の組み立て 「乳隠し」チカクシ 取り
け(乳とは幕上部の紐を通す所)を隠す板
乳隠しの上に「平縁」を乗せ麻縄で縛る
    「台輪」を根太のホゾに挿しこむ
その上に高欄台を乗せる  高欄のホゾが
上から刺さると外れなくなる
        階段を組む
     階段が組み終わったところ
一休みではないですが皆で記念撮影!!
高欄 昇り勾欄の取り付け これで先程の高
台が動かなくなります
「腰支輪」の取り付け 出隅の木鼻(拳鼻)を
挿し込むと支輪が外れなくなりますが安全の
為 麻縄で縛り止めます


左の画像は今から15〜16年前です
腰支輪取り付け作業 上では襖障子の枠を
組んでます 昭和五十・・の板と上の板2枚に
太鼓叩きのメンバーが乗り叩く順番を待ちま
高欄 昇り勾欄の取り付け これで先程の高
台が動かなくなります
4種類有る幕を吊る作業を残すだけに成った
屋台
その内の 「下げ幕」を上げたり下げたりする
為の紐を天井裏に通す
紐は昔からの木の滑車を介して6箇所に下り
この紐を太鼓の楽屋から引いて幕を上げ下
する
後ろ幕を吊るす  屋台中段より幕の裏側を見る
たて1.875mxよこ6.18m 復元新調17.508.740円
(事務費含む)
水引き幕を吊るす  屋台中段より幕の裏側を見る
たて65.65cmx13.62m  復元新調25.420.000円
(事務費含む)
値段を知ってか知らずか ニコニコの保存会の人達
幕は屋台の裏から大工さんが綺麗に吊るします
は〜い!!上町屋台が組み終わりました
写ってる人は私の親方です
昇り勾欄廻りの彫刻
昇り勾欄 「親柱」の飾り金物
天井を吊る時下げ幕の紐を天井の枠に上から通しておく
下げ幕を下ろしたところ・・・秩父神社様に曳き踊りの奉納
平成6年の画像でこの年は高欄周りの修理が間に合わず
黒漆のみの高欄である
後ろ幕 水引き幕を吊り 最後に襖障子を立てて終わり
私が組み立ての合間に撮った画像なので私は写ってません・・・・・ザンネン
秩父夜祭12月1日より
お旅所に行ってきました 。お昼時でしので準備をしてる皆さんは車中で休んでました
ここをクリック

屋台 笠鉾が毎年同じ位置に並びますが
それは「定石」が埋めてあるからです
宮地の定石  祭り前に各町の人達が埋まって
た石を掘りに来るとの話を聞いた事が有ります
並んだ「定石」 この上に各町の高張り提灯を立
て そこを目印に屋台笠鉾が位置に着きま
す・・・3日夜確認しましたが各町 結構ずれてま
した
3日夜を待つ亀の子石  上屋は昔秩父神社に
あったものを移設した
目出度いお祭りに白黒幕・・いやッ、これは「鯨
幕」と言い平安時代から、幕は遮蔽(しゃへい)
用に使用されていたようで、かつては縦縫のも
のを「幔(まん)」、横縫のものを「幕」と称して区
別していました。 しかし、実際には幕と幔とは混
同されていたようです。 現在でも、野外における
行事や式典の際には、その場に幕が張られて
いるのを見かけます。 この幕の色については、
紅白の幕は慶事用、黒白の幕(鯨幕:くじらまく)
は凶事用とする通念が広まっていますが、実は
凶事用とされている黒白の幕は、神事も含めて
どんな行事にも使用できる幕なのです。 ですか
ら、古例の祭礼では今日でも使用されます。 ち
なみに、凶事の色というのは鈍色(にぶいろ:薄
墨色)で、黒色はむしろ高位の色であることから
尊重されたのです。某神社コメント抜粋
  店も準備中
団子坂・・数年前にこの周辺を道路整備した時 
安全に通行出来る様 坂の頂上部分を約60Cm
削ってしまいました・・屋台を引き上げる事のみ
考えると残念です
桟敷席  ここ何年、桟敷階数が増えてますよ
ね?前にも出てきてる様な気もします。
    12月2日の上町屋台
  友人に撮って頂いた画像も多くUPしてます
   
    
   
12月2日朝  屋台に太鼓を積み込む前
私も十数年振りに屋台の屋根に乗りました(若
い職人さん達の計らいです)
2日と3昼間は小さい子供達も太鼓叩きとして屋
台に乗ってます
       
  
太鼓 楽屋内の画像
今年の神様{囃子手}の面々・・頑張りまし
た!!襦袢着の赤は屋台の内側に揃える
屋根職人(屋根番)の記念撮影 これも若い大
工さんの計らいです
    
お仮屋祭典の神主さんも記念撮影 公会堂前
上町屋台の司令塔(鐘振り) この人の合図で
屋台が動いたり止まったり
方向転換をします
私のの先輩と後輩 コウちゃんとミノちゃん
屋台の舞台(中段)にて
    
幼稚園の子供さんも2日は屋台引きのお手伝い
 お疲れ様でした
上町屋台責任者 行事長の E野さん
宮地屋台太鼓長とS戸さん 何時もお世話に成
ります
    
中町屋台の職人さん   棟梁さんとフクちゃん
 上町屋台拍子木係り長 S島さん とてもお酒
の強い人です  私は参りました
    上町職人さんの記念撮影
       画像をクリック

秩父夜祭12月3日 上町屋台
12月3日朝 普段の年なら大工さんは8時20分頃屋台蔵に
集合ですが 今年は張り出し当番年なので6時40分集合でし
た  早朝より張り出し場所までの曳航となりました
張り出し場所の印・・今から8年前に道路に打った印の「釘」
これが4箇所有って車輪を合わせます 上町は道路を塞い
で張り出しを組むので毎4年同じ場所に据え置きます


    
    
張り出し場所に到着!早速記念撮影!!カトウ君とミヤギ
囃子手4人が前に出ての盛り上げ 上町らしい和やかな気
    画像をクリック
     昭和61年(1986)私が囃子手をした年
大工さんを中心に下方 青年部 さん達にお手伝いを頂い

張り出し作業開始
屋台裏は楽屋 舞台裏通路に成るので幕で目隠しをします
張り出しの柱に幕を吊るす
屋台歌舞伎に使用する廻り舞台を組む 車は木の車です
     廻り舞台の障子方立てを取り付ける
    
             下芸座の内側   
        舞台裏通路  廻り舞台の裏側
下座「立て隠し」の番付け 上町の芸座は左右対称なので
同じ部材が2つ有る事になる・・そこで上芸座が○ 下芸座

□の中に番付け文字が画いてある  絵番付けと言うらしい
張り出し舞台を横から見てみる 花道を入れた総床面積
は48u(14.5坪 29畳)有る
     
本町達磨会の皆さん 今回は秩父正和会として演奏して
頂きました  お疲れ様でした。
  画像をクリック
上 下芸座の懸魚と鬼板  4年に一度 それも4〜5時間
皆さんの前にお見せするだけなので希少画像です

    画像をクリック
出演者は全て地元上町そして花の木小学校の
女子児童の皆さんに「白波五人男」稲瀬川勢揃之場 
を演じていただきました

  画像をクリック
張り出し前への復元作業もそして夜のボンボリ 提灯付け
作業も終わり 大工さん一同 夕ご飯と勢い付け 某○福ニ
            秩父駅前を出発する 宮地屋台
    
    
       秩父駅前に到着した上町屋台
         花火二尺玉の筒だそうです
 団子坂上の本町屋台  坂を上ったばかりなのに綱の中
に入れさせて頂き記念撮影 本町の皆さんもお疲れ様でし
した!




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